ガイガーカウンターでの正しい計測の仕方

ガイガーカウンタを買って、レンタルして、ただ計れば正しい値を得られるというわけではありません。

正しい測り方をしないと、異常に高い数値が出て驚くことになります。



空間線量の計測の仕方

人間が通常受ける外部被曝は、空間線量として数値に表れます。

我々が立っている空間にどれだけの放射線が飛んでいるかという値です。

空間線量は、γ線だけを測ります。α線やβ線は体の外部から受けても、皮膚等で防がれて体の深くまで到達しないからです。

また、ガイガー管はγ線よりもβ線を検知しやすいので、β線を大量に受けると実際の放射線量よりもはるかに大きい値が表示されることがあります。


γ線のみを測るのは簡単で、地面から1メートル以上の高さで計測すればいいのです。

γ線は、地面に散らばっている放射性物質から、放射状にまっすぐ飛んできます。

しかし、β線は、まっすぐ放射状に飛ばずに、グネグネ曲がりながら飛ぶため、1メートルも離れれば届きません。

3ミリ以上のアルミ板でガイガーカウンターを覆ってβ線遮蔽する方もいますが、地面から離すほうが簡単です。


ガイガー管はCPMを計測し、そこから計算しシーベルトを表示する

ではなぜ、β線を検知すると誤った値が出るのでしょうか?

ガイガー管は、ガイガー管にいくつの放射線が入ったかということのみを検知する装置です。

1分間にいくつの放射線が入るかは、CPM(count per minute)という単位で示されます。

このCPMからシーベルトの値に変換する計算がガイガーカウンター内で行われるわけです。

1分間にこの数の放射線が入れば、このくらいのシーベルトという計算式があらかじめ決められているのです。

その計算式は、あるシーベールトの値の放射線を出す実際の放射性物質を測り、このCPMならこのシーベルトだという計算式をガイガーカウンターに登録しておく訳です。この作業を校正と呼びます。

この校正はセシウムなどのγ線で行われているケースが多く、γ線よりもガイガー管で検知されやすいβ線が入るとはるかに大きい値が出てしまうのです。



表面汚染の計測の仕方

外部被曝で怖いのはγ線ですが、内部被曝まで考えるとα線やβ線も無視できません。

土壌やアスファルトの表面、公園のベンチに屋根の上、あらゆる場所に放射性物質が散らばっています。

これら放射性物質の塵を吸い込んだり、食物として体内に取り込むと、体の内部から放射性物質が放射線を出します。

外部からなら心配ないα線やβ線も、体内から照射されてはひとたまりもありません。

地面などの表面汚染を計測するには、食品保管用のジップロック付きビニール袋にガイガーカウンターを入れて地面に近づけます。

ビニールで包まないと、ガイガーカウンターの内部に放射性物質の塵が入り込み、二度と正しい計測が出来なくなってしまう恐れがあるからです。











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